アメリカ西部に住んでいたポリアンナは、牧師である父ジョンと共に質素ながらも幸せな日々を送っていた。しかし、ある日父を亡くした彼女は、遠く離れたベルディングスビルに住む叔母パレーのもとに引き取られることになる。初めての土地で不安を感じながらも、ポリアンナは父から教わった「よかったさがし」の精神で、周囲の人々と少しずつ心を通わせていく。彼女の明るさと前向きな姿勢は、冷たい印象の叔母や町の人々の心をも溶かしていった。 　ところが、ポリアンナはある日思いがけない事故に遭い、歩けなくなってしまう。絶望的な状況に陥った彼女だったが、彼女を想う町の人々は協力し合い、何とか助けようと奮闘する。そして、ボストンで有名なエームス博士の手術を受けられる機会を得た。手術は成功し、リハビリを経て再び歩けるようになったポリアンナは、以前よりも強い意志と感謝の心を持って、新たな人生を歩み始める。 　困難に直面しても決して希望を失わず、周囲の支えと自らの力で幸せをつかみ取るポリアンナの姿は、多くの人々に勇気と感動を与えた。彼女の物語は、困難を乗り越える力と、人との絆の大切さを描いた心温まるストーリーとなっている。