『マジカルハート☆こころちゃん』は、『School Days』のパラレル番外編として制作された魔法少女パロディOVAである。2008年3月28日に発売され、TVアニメ版のダイジェストや声優によるオーディオコメンタリーが特典として収録された。本作はオーバーフローの2007年エイプリルフールネタを基にしており、魔法少女アニメの形式を取りながらも、特撮作品や『School Days』本編のネタを多数織り交ぜた楽屋オチ満載の内容となっている。   物語の舞台はファミリーレストラン「ラディッシュ」榊野町店で、西園寺世界、甘露寺七海、黒田光、桂心の4人はウェイトレスとして働いている。しかし、彼女たちの正体は政府の対応できない事件に立ち向かう「ラディッシュ機動部隊」のメンバーであり、普段の露出度の高いコスチュームとは別に、さらに恥ずかしいデザインのパワードスーツを着用し、時給750円 危険手当で任務に赴く。   ある日、街中でドクターSと部下の田中が散布した「ゾンビガス」により市民がエロエロゾンビ化する事件が発生。ラディッシュ機動部隊が苦戦する中、謎の魔法少女・マジカルハート（こころちゃん）が現れ、窮地を救う。しかし、逆上した田中が巨大化して反撃すると、新たに現れたマジカルワード（ことのはちゃん）と協力し、必殺技「鮮血の結末」で巨大マヨちゃんを召喚して敵を撃破。ドクターSは撤退し、街の平和が取り戻される。   作中にはTVアニメ版の名台詞「Nice boat.」がゴムボートに記載されるなど、スタッフや声優の内輪ネタが散りばめられており、『School Days』ファン向けのユーモア溢れる作品に仕上がっている。